振込手続きが”不安になるほど”楽になった。 ネットバンキングが地方企業と相性がいい理由。

株式会社ロケットメイカーズ
代表取締役副社長
大和田 要
Owada Kaname

Profile

2008年大手インターネット広告代理店の株式会社オプトに新卒入社。2010年、中小ベンチャー企業支援を行う株式会社ソウルドアウトに立ち上げメンバーとして参画。複数の地方営業所を担当し、営業部長、新規事業開発担当、子会社の設立、取締役就任を経て2019年9月、株式会社ロケットメイカーズを創業。

日本全国の中小・ベンチャー企業の新規事業を、クラウドファンディングを活用して支援する株式会社ロケットメイカーズ。現在は会社として住信SBIネット銀行の口座を振込用の口座を利用しているそう。その背景には何があるのかお話を伺いました。

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Point1 クラウドファンディングを活用し、新規事業を軌道に乗せるサポートを

ーー御社の事業について教えてください

 主な事業は中小・ベンチャー企業の新規事業立ち上げを、軌道に乗るまでサポートすることです。クラウドファンディングを使ってテストマーケティングを行い、お客さまの商品やサービスを市場に求められる形にブラッシュアップします。

 そもそも、クラウドファンディングとは、大衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、ある目的や志などのため、不特定多数の人から資金を集めるネットサービスのことを指します。性能や価格だけではなく、新しい挑戦や、ユーザー・商品・技術・社会についての想い、志を語り、それに共感した人々から支援を集めることが可能で、その仕組みの特性から、新商品のテストマーケティングやPRとしても活用できます。

 その他にも、資金調達のためのサポートやマーケティング戦略、コミュニティづくりの支援、新規事業開発のコンサルティングやデジタルマーケティングの支援も行なっています。将来的には、資金調達のための金融型クラウドファンディングサービスにも取り組んでいきたいと考えています。

 モノが溢れ、商品やサービスが機能面だけでは差別化しにくくなってきた現代、新規事業起案者の想いやストーリーが商品の魅力に繋がるのではと考えています。クラウドファンディングへプロジェクトを掲載することは、商品・サービスや会社自体のブランディングにも繋がるのです。また、ユーザーに商品開発の関係者になってもらうことで、愛着を持ってもらう狙いもあります。

 お客さまは地方のメーカーさまが多いですね。クラウドファンディングではモノがあったほうがプロジェクトをイメージしやすく、支援した後はリターンが家に届くだけのため、相性が良いのだと思います。地方の金融機関さまとタッグを組み、国が進める地方創生の一環として地方企業にご利用いただくことも多いです。

Point2 起業して初めて、振込手続きの煩雑さを実感

ーー創業時、活用する銀行口座はどうやって選んだのでしょうか

 正直なところ会社立ち上げ当初は他の業務に追われ、銀行口座の吟味を細かくする時間はなかったですね。とりあえず、必要なお金のやり取りを行うため、会社に近かったメガバンクと、元々関わりのあった信用金庫に口座開設の申込みをしました。

 住信SBIネット銀行を知ったのは、知り合いから紹介されたからです。そもそもネットバンクを検討していませんでしたが、その手数料の安さに惹かれて口座開設の申込みをすることにしました。

 その後、口座開設が一番早かったメガバンクの口座を使い始めました。当初は社員複数人体制でしたが、メンバーに余計な仕事を増やさせたくないのと、お金の流れを把握するため、入出金は全部自分1人でやっていましたね。

ーー口座利用の中で大変に感じる場面はありましたか?

とにかく、銀行で払込票を書くのが大変でした。慣れない業務だったこともあってか、例えば給与なら複数社分を書くのに10分から15分くらいはかかっていたと思います。そもそもPCやスマホでの作業が当たり前で「書く」ことに慣れてないんですよね。

 また、書き間違いも多く、「代表取締役」で登録していたのに「代表取締役社長」と書いてしまって書き直しになるなどで時間がかかっていました。お付き合いしている会社さまの請求書の署名の略称をそのまま書いてしまい、入金ができていなくて焦ったこともあります。

 実際に銀行に行かなければならないのも大変で、必要な印鑑を忘れた時は最悪でした。最寄りの銀行の支店まで歩いて5分くらいのところに会社があるとはいえ、取りに帰るのは心理的に負担でしたね。基本的にはいつも振込みのタイミングなど他社さまと重なるため、銀行内は混み合っていることも多く、時間がかかることもありました。

 独立前、私は営業として中小・ベンチャー企業のマーケティング支援を行なっており、経営者に寄り添うことを意識して仕事をしてきました。ただ、自分が経営者になり、実際に入出金を自分でするようになって初めて、経営者の方々がこんなに大変なことをしていたのだと気がつきました。

Point3 住信SBIネット銀行で振込手続きが、”不安になる程”楽に

ーー実際に住信SBIネット銀行を使ってみて、どんな印象をお持ちですか?

 正直そこまで期待はしていませんでしたね。法人向けのクラウドツールや金融系のウェブツールを色々使う中で、そこまでスムーズに使えるUIやUXに出会ったことがなく、ネットバンクとはいえ、操作が面倒臭いのではと思っていたんです。むしろ、セキュリティ的な手続きが増える分、逆に面倒臭くなるのではと思っていました。そのため、メガバンクや信用金庫さんのネットバンクの機能があることも知っていましたが、月額の固定費もそこそこかかることもあり、使っていませんでした。

 ところが、初めて振込をしてみて、その手続きの簡単さに感動しました。あまりにスムーズで、本当にこれで振込がされてるの?と不安になったほどです。振込先を一度登録すると毎回口座番号を入れずに済むため、いちいち同じ情報を書かなくてよくなることも大きかったです。すぐに、他の口座にあったお金を住信SBIネット銀行に移しました。また、入金口座はメガバンクのままで、振込口座は行政に関する振込み以外は全て、住信SBIネット銀行の口座に切り替えました。

 振込手数料も減り、最大で1取引あたり500円近く安くなり、コスト削減にもなりました。

Point4 全国の新しい挑戦をサポートし、日本をもっと元気に

ーー経営者の方に、ネットバンクのメリットを伝えるとしたら、どういう経営者に伝えたいですか?

 ネットバンクを使ったことがない人はもっと使ってみてほしいです。特に、地方の企業さまにはオススメです。比較的近くに銀行の支店やATMがある都心でビジネスをしている自分ですらこれだけ便利に感じているので、もっとメリットが感じられるのではと思います。

 例えば地方のメーカーさまなら、事務所や工場と銀行が遠かったりして、何もできない車移動の時間が長くかかっている現状があります。また、その日の手続きが締め切られる15時までに行かなければという制約もあります。なんでも自分たちでやっている経営者にとって銀行の開いている時間はメイン業務のゴールデンタイムだったりもするので。ネットバンクにすると、その制約がなくなります。

 既存の銀行口座から切り替えるのは大変に感じると思います。ただ、一度切り替えてみればその便利さはすぐにわかります。経営者として会社の成長のために一番時間を使うべきは何なのか考えた時、時間のかかる経理処理は出来るだけスピーディーに行うべきです。そのためにもネットバンクは有効な選択肢なのではと思います。

ーー今後の事業展開と経営者の方へのメッセージを伺わせてください

 会社設立が2019年の9月で創業してまだ日が浅いので、まずはモデルとなる成功事例を作り、新規事業、新しい挑戦といえばロケットメイカーズと認知されるようになりたいですね。そのためにも、今行なっているものとは別の資金調達のための新しい金融型クラウドファンディングにも将来的には挑戦したいなと考えています。

 経営の観点から見れば、地方ではなく都心でビジネスをした方が、人が多くコミュニティを作りやすいので効率的なのかなと思います。ただ、地方にはポテンシャルがあるのも事実です。実家が経営者で地元に愛着があって、地元と雇用を守らなくてはいけないという宿命を背負って生まれ、想いを持って働いている人も多く、そんな人たちの力になりたいとも思っています。

 構造的にチャレンジし辛かったり、雰囲気が悪かったりすると若くて活きの良い人たちは地元に戻らず、みんな東京に行ってしまいます。それを防ぐには地域を活性化することが必要で、そのために新規事業は有効だと思っています。

 我々が実現したいのは日本全国で新規事業が次々生まれ、各地方がそれによって活性化している未来です。そうなれば日本が元気になり、良いプロダクトが生まれ、世界と勝負できる会社が増えるのだと思います。その第一歩を作っていきたいです。

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