リスクを取らなければ事業成長はない。 daytaを活用して、コロナ禍で攻めの経営に転換 公開日:2022年1月26日

株式会社完熟屋
代表取締役社長
溜池 算人
Tameike Kazuto

Profile

大学卒業後、不動産会社での営業、クリエイター育成スクールでの事業運営、フリーランスでのプロジェクト開発等でキャリアを積み、2008年に完熟屋を創業。2011年に法人化。2017年BEE FRIENDSHIP立ち上げ。

愛媛県産のかんきつ類やハチミツをメインに販売する株式会社完熟屋は、創業者である溜池算人氏が個人事業主としてはじめたファーマーズマーケットがルーツになっています。創業時は無借金での経営を志していた溜池氏ですが、ビジネスをしていく中で、成長にはリスクテイクが欠かせないと気づいたことで攻めの経営姿勢に転じるように。無担保・無保証で最大3,000万円までの融資が受けられる「事業性融資 dayta」を活用した経営手法についてお話を伺いました。
WEBサイト:https://kanjyukuya.com/

Articles

Point1 EC、実店舗、イベント展開と、多チャンネルで地元愛媛の商品を発信

ーー御社の事業について教えてください

 完熟屋は、私が実家のかんきつ類を販売するために個人事業主としてはじめたネット通販とファーマーズマーケットがルーツです。法人として会社を登記したのが2011年の2月で、今ではかんきつ類に加えてハチミツ、ワカメやひじきなどの海藻類も販売しています。ちなみに、私は完熟屋の代表であり、地元愛媛県の先輩が立ち上げた佐田岬共販という会社の役員でもあります。この2社の関係ですが、佐田岬共販が製造会社で、完熟屋が販売会社としての役割を担っています。

ーー東京の日比谷と清澄白河にある実店舗について教えてください

 清澄白河は下町気質のある街で、売上の半分がリピーターのかたです。地元の人だけでなく、東京都現代美術館に来られる若いかたや、ブルーボトルコーヒー日本進出の地ということでわりと遠方のかたにも来ていただいており、売上は好調に推移しています。日比谷店のメインの客層はオフィスワーカーのため、コロナの影響で客足が遠のいています。

 売上比率が大きいのは清澄白河店ですね。日比谷店の半分ほどの家賃で、売上は倍くらい違うので収益率ではかなりの差があります。コロナ禍以前ではまったく逆の想定をしていました。

 会社全体としては店舗事業の売上が半分以上、残り半分を飲食店や小物店への卸事業、EC、各地のイベントや催事への出店でまかなっています。

Point2 メガバンクにはない振込手数料の安さが住信SBIネット銀行の魅力

ーー現在、使っている口座について教えてください

 住信SBIネット銀行の口座がメインです。元々個人口座も持っていたのがきっかけです。そこから、日比谷店を開店するときに融資を受けたメガバンクの口座も開設しました。ただ、WEB上の使い勝手を比べた結果、現在メガバンクの口座は毎月のローンの返済だけに使っています。その他、ネットバンクをいくつか開設していますが、ほぼ休眠状態です。

ーー住信SBIネット銀行の口座は、主にどんな用途に使用されていますか?

 振込用口座として利用しています。取引先とのやり取りが多いので、振込手数料が月10回無料になる仕組みは非常に助かっています。振込手数料も145円とリーズナブルなので、スタッフの給与振込用としても活用していて、今後はすべての用途を住信SBIネット銀行の口座に集約するつもりです。

Point3 リスクを取らなければ事業の成長はない

ーー「事業性融資 dayta」を活用するようになった理由を教えてください

 最初は自己資本のみでスタートして、創業して2~3年目のときに日本政策金融公庫から数百万円ほどの融資を受けました。その後、店舗が増えていくにつれて運転資金を得るために何回かお世話になって、日比谷店をオープンするときにメガバンクからの融資を受けています。当初は身の丈に合った形で経営したいと思っていましたが、やはり事業を進めると毎月ギリギリの状態になることも多くて、設備投資も満足にできない。資金がたりなくなって自分の個人口座から役員借入金として引き出すこともありました。そんなとき、まわりの経営者の話を聞いていく中で、リスクをテイクしている人じゃないと事業は大きくならないということを痛感しまして、そこからですね。借入をしっかりしてリスクを取ってブランドを築いていくという視点を持つようになり、daytaを活用するようになりました。

ーー実際にdaytaはどのような場面で活用していますか?

 主に在庫を抱えるビジネスの資金として活用しています。製薬メーカーと協業して石けんや化粧品、歯磨き粉とかリップクリームを製造していますが、ロットがとても大きくて1回で数百万円の支払いになるんです。大きな在庫を抱えて売っていくビジネスなので、初期投資できる体力が必要になります。他にも、農家から仕入れたかんきつ類を工場でジュースにして飲食店に卸していますが、ここでも在庫が発生します。必要な資金は年間で1,200万円ほどですが、かんきつ類が一気に収穫される3月頃に集中して払うので大きな投資となります。こういった場面で手間なくスピーディに借り入れできるdaytaの存在は助かっています。

 それ以外にも、週末のイベントでは1日の売上が50万円を超える日もあるのですが、台風などの天候不順で中止になるケースもあります。仕入れた分は月末に在庫として積み上がるけど、現金収入が一切入らないことも当然あり得るので、リスクヘッジとして潤沢に資金を持っておく必要性を感じています。

ーー日本政策金融公庫やメガバンクの融資と比べてdaytaを選ぶ理由はどこにありますか?

 やっぱり、決算書を提出したり面談をすることもなく、スピーディに借りられる点が非常にありがたいですね。融資のために発生する手間や労力を考えるとdayta一択です。

Point4 攻めの経営には「dayta」のスピード感が必須

ーーコロナ禍で実店舗にはどのような影響が出ましたか?

 コロナの影響で日比谷店の開業が延びてしまいましたが、家賃を免除していただいたことで助かりました。反面、清澄白河店とECの売上が伸びてきましたが、コロナ以前に比べて全体の売上は20%強減少しています。コロナ禍を経験して資本回転率とか資本利益率を意識するようになって、今後は手元の資金を潤沢に持ったうえで、積極的な攻めの経営をしていこうと決めました。

ーー具体的にはどう攻めの経営に転じるのでしょうか?

 新規事業の種まきとして、まずはハチミツ酒を商品化する予定です。ハチミツ酒は「人類最古のお酒」とも言われていて、クレオパトラも飲んでいたという逸話があるんです。当然ハチミツなので甘口ですが、ミシュランの星付きレストランにも使ってもらっていて、好評をいただいています。家飲み需要がコロナ禍で伸びたので、前から持っていたハチミツ酒醸造所の構想を実現しようと思案中です。2022年のオープンを目指して、今ワイナリーへ修行に行っているところです。

 実際、醸造所を作ることになったら大きな投資が必要になるでしょう。ハチミツ酒を商品化して利益が入ってくるまでにも時間がかかるので、潤沢な資金を用意するためにdaytaを活用するつもりです。

Point5 ハチミツの可能性を広げるために、今後も積極的な投資を

ーー経営者としての方針の変化のお話もありましたが、もう一度創業期に戻るとしたら何か変えますか?

 そうですね、銀行選びという観点では、やはり住信SBIネット銀行さんを選ぶでしょうね。毎月数十件の振込があるのですが、メガバンクと比較したら手数料が圧倒的に安くて、それだけで数万円の開きが出てくると思います。加えて、当時の私は価値を認識していませんでしたが、daytaのように資金が必要なときにスピーディかつ手軽に対応してくれるサービスがあるのも大きいです。

ーー最後に今後の展望を教えてください

 うちの店舗は、ハチミツと友好関係を築いてもっと深く知って欲しいという思いを込めて「BEE FRIENDSHIP」と名付けています。甘味料としてだけでなく、ハチミツをたっぷり使ったジェラートや、プロポリス、ローヤルゼリーを使った化粧品、健康食品も展開しています。2023年には自社醸造のハチミツ酒の商品化も視野に入れています。ハチミツの可能性を広げていける商品を考えていますので、まだまだ攻めの投資は続くだろうなと思っています。

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