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米国雇用統計

世界中の投資家が注目する、為替相場の一大イベント 米国雇用統計 今後の景気動向を左右する重要指標に注目!

米4月雇用統計(5月8日発表)直前レポート


米4月雇用統計予想

  11月 12月 1月 2月 3月 4月
(予想)
 
就業者数
11月
+26.1万人
12月
+18.4万人
1月
+21.4万人
2月
+27.5万人
3月
▲70.1万人
4月
(予想)
▲2200万人
 
失業率
11月
3.5%
12月
3.5%
1月
3.6%
2月
3.5%
3月
4.4%
4月
(予想)
16.3%
 
時間給賃金(前月比)
11月
+0.3%
12月
+0.1%
1月
+0.2%
2月
+0.3%
3月
+0.4%
4月
(予想)
+0.3%
 
時間給賃金(前年比)
11月
+3.1%
12月
+3.0%
1月
+3.1%
2月
+3.0%
3月
+3.0%
4月
(予想)
+3.0%

米3月雇用統計の総括

レジャー関連などでレイオフが想定以上に進行

  • 米雇用統計の調査対象期間は毎月12日を含む賃金支払期間となっている一方、政府や州によるウィルス拡大防止策として移動制限などを強化したのは3月後半以降であったことから3月の雇用統計での就業者数の減少は10万人程度と予想。
    しかし、外食、ホテル、レジャー関連等では予想以上に対応が早く、就業者数は70.1万人減と大幅減。
  • リーマンショックの影響による2008年後半以降に比べ就業者数の減少が急速。
  • 新規失業保険申請件数の高止まりを背景に4月以降の就業者数は大幅減の予想。
  • 時間給賃金は前月から改善、単純労働を象徴するテレワークなどが難しい職種でのレイオフが進行。専門職など比較的高賃金の職種のレイオフが遅れたことで時間給賃金の改善につながった可能性。

米4月雇用統計の注目点

今回の雇用統計、失業率は16.3%と3月の4.4%から大幅に悪化すると予想されるほか、就業者数も3月の70.1万人減から2,200万人の記録的な減少が見込まれています。

FOMCでパウエルFRB議長はウィルス危機により経済が停止、次回の雇用統計では失業率が50年来の低水準から2桁台に上昇するとの見通しを示したほか、4月の製造業はさらに落ち込み、第2四半期の経済活動は前例のない水準へ鈍化するとの警戒感を示したこともあり、警戒されています。

3月雇用統計での為替市場の反応は米労働市場の悪化に関しても政府による2兆ドルの景気対策(=通常の失業給付に加え、自営業者なども含め毎週600ドルを支給、さらに政府が企業にローンという形で就業者の給与を2ヶ月分肩代わり)の効果に対する期待もあり、ドル/円は堅調な値動きとなりました。
しかし、4月の雇用統計では大幅な悪化が予想されるだけにNY株式市場や債券市場の反応次第では4月29日の106円36銭を下回り105円台への円高が進む可能性があり注意が必要です。

グラフ:米非農業部門就業者数(万人)、失業率(%)
グラフ:米時間給賃金 前年比および前月比(%)

前月3月雇用統計を前後してのドル/円の反応


米国雇用統計とは?

米国の労働省が毎月発表する経済統計のひとつです。失業率や非農業部門就業者数、週当たり平均賃金など労働市場の情勢を見る十数項目のデータが盛り込まれています。米国の景気動向を測る上で最も重要な指標で、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定に影響を与えます。

雇用情勢の変化は個人所得や個人消費などに波及するので、為替市場や株式市場の材料となります。発表前からマーケット参加者に注目される度合いが高く、通信社などによるエコノミスト調査の予想値に基づいて相場が動くこともあります。

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