住信SBIネット銀行株式会社 ディスクロージャー誌2014 page 19/76
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住信SBIネット銀行株式会社 ディスクロージャー誌2014
日の出をイメージしたかき揚げを添えた蕎麦宮城県農業高等学校の生徒のみなさん荒れ地に強く、品種の組み合わせで紅白の花を咲かせる蕎麦の特性に注目し、これを復興のシンボルとして栽培し、全国に向けて情報発信することで、新たな名産品や観光地を作り、雇用を生み出すことをプロジェクトの目的としていました。その第一歩として、2013年の夏より、津波の浸水に遭った沿岸部の土地約1,000平方メートルを借り受けて蕎麦の栽培にチャレンジし、収穫した10kgの蕎麦を使って名取市内の仮設住宅の方々に食べてもらう計画です。大賞決定後、当社の担当者が同校を訪問し、実施計画のプレゼンテーションを伺ったうえで、先生や生徒のみなさんと会議を重ね、イベントの実現や取組に関する情報発信のため、各方面の専門家の意見も踏まえながら助言を行いました。特に宮城県ならではの「蕎麦料理の開発」や「シンボルマークの作成」について、地域に理解してもらい全国の人たちに伝えていくため、当社ならではの情報発信に掛かるノウハウの提供などを通じ、生徒の皆さんの思いをより多くの人へ伝える実践力に変えてもらいました。そうしたソフト面でのサポートに加え、仮設住宅でのイベントに向けた準備や用具類など、皆さんの要望を踏まえた経済的な支援も行いました。企画から実現までの一連の活動を通して、誰かを笑顔にする喜び、仲間と協働する大切さを感じてもらいたいという、当社の思いもお伝えできました。2014年3月13日のイベント当日、生徒のみなさんが名取市内の仮設住宅を訪ね、打ちたての蕎麦を振る舞う「SUN!SUN!そば」を開催しました。蕎麦には日の出をイメージした地場産野菜と宮城県産の笹かまぼこを使ったかき揚げを添えました。食事の前にも太陽のSUN・宮城県農業高等学校の仮設校舎SUNにかけた3・3・3拍子で手を合わせる演出を用意して、未来への願いと感謝の思いを込めながら、集まってくださった住民の方々に召し上がっていただきました。暖かな蕎麦に舌鼓を打つ住民の方々からは、あちこちで「おいしい」と感謝の声が上がり、なかには「言葉にならない」と声をつまらせるお年寄りもいらっしゃるなど、生徒のみなさんの思いが確実に伝わっていることが伺えました。インターネット銀行の特性として普段は直接的に接する機会の少ないお客さまや様々なステークホルダーの皆さまに、当社の「顔」を感じていただくことも念頭に、当社ならではの視点で、今後も活動に力を入れていきたいと考えております。太陽のSUN・SUNにかけた3・3・3拍子で手を合わせる演出住信SBIネット銀行株式会社17