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ウィークリーレポート

WEEKLY REPORT
2021/6/21更新

概況 2021年6月14日~6月18日

「米国の早期利上げ観測台頭でユーロ売り強まる」

ドル・円は、強含み。6月15-16日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で現行の金融緩和策を維持することが決まったが、FOMCの経済・金融予測で、成長とインフレの見通しが引き上げられたことや、2022年末までに利上げが開始される可能性が示されたことから主要通貨に対するドル買いが活発となった。ドル・円は17日に一時110円82銭まで上昇した。

ユーロ・円は反落。6月15日に133円68銭までユーロ高・円安に振れたが、米国の早期利上げ観測台頭でユーロ売り・米ドル買いが活発となった。さらに、17日には欧州中央銀行(ECB)専務理事兼首席エコノミストのフィリップ・レーン氏が「現行の金融緩和策の縮小について議論するのは時期尚策」との見方を示したことから、ユーロ売り・円買いがさらに強まり、対円レートは一時131円03銭まで下落した。

豪ドル・円は反落。米国の早期利上げ観測台頭でユーロ売り・米ドル買いが活発となり、この影響で豪ドル・ドルの取引でも豪ドル売りが広がった。6月17日発表の5月雇用統計は強い内容だったが、ユーロ安・米ドル高の相場展開が嫌気され、17日の欧米市場で83円07銭まで下落する場面があった。

ポンド・円は弱含み。一時155円49銭まで買われたが、英国における新型コロナウイルス変異株の感染増加を受けて、都市封鎖などの制限措置の全面的な解除時期は4週間延期されることになり、リスク回避的なポンド売り・円買いが優勢となった。米国の利上げ時期は早まる可能性があることもポンド売り材料となり、6月17日には一時153円14銭まで下落した。

ランド・円は軟調推移。国内経済のすみやかな回復への期待はやや低下していることや、米国の早期利上げ観測が台頭したことから、リスク回避的なランド売り・米ドル買いが活発となった。米ドル・円相場は円安に振れたものの、ランドは対円で弱含みとなり、17日の取引で一時7円80銭まで下落した。


通貨レート表 2021年6月14日~6月18日(週間足)

始値 高値 安値 終値 対前週末比

USドル/円

始値
109.65円
高値
110.82円
安値
109.61円
終値
110.14円
対前週末比
+0.46

ユーロ/円

始値
132.77円
高値
133.68円
安値
130.61円
終値
130.74円
対前週末比
-2.05

英ポンド/円

始値
154.68円
高値
155.49円
安値
152.00円
終値
152.14円
対前週末比
-2.62

豪ドル/円

始値
84.46円
高値
84.94円
安値
82.43円
終値
82.58円
対前週末比
-1.92

南アランド/円

始値
8.01円
高値
8.03円
安値
7.67円
終値
7.68円
対前週末比
-0.30

週間見通しコメント 2021年6月21日~6月25日

USドル/円 予想レンジ109.00円-111.50円

来週のドル・円は底堅い値動きか。心理的節目の110円をしっかりと上抜けしたが、1ドル=110円台では国内顧客筋などのドル売りも観測されている。また、米長期金利の低下につながる材料が提供された場合、リスク回避的なドル売り・円買いが強まる場面もありそうだ。


ユーロ/円 予想レンジ129.50円-132.50円

来週のユーロ・円はもみ合いか。ユーロ圏の製造業・サービス業PMIなど経済指標が有力な手掛かり材料となりそうだ。米国の早期利上げ観測は消えていないが、ユーロ圏の経済指標が市場予想を上回った場合、欧州中央銀行(ECB)による緩和策縮小への思惑が再浮上し、リスク回避的なユーロ売り・円買いは縮小する可能性がある。


英ポンド/円 予想レンジ151.50円-153.50円

来週のポンド・円は伸び悩みか。6月23-24日開催の金融政策委員会(MPC)で現行の金融政策維持が決定される公算。景気回復によって利上げ時期が多少早まるとの思惑は消えていないが、新型コロナウイルスの変異型の感染拡大で制限措置の解除は先送りされており、リスク選好的なポンド買いは後退しよう。


豪ドル/円 予想レンジ81.50円-84.00円

来週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)が「完全雇用への復帰が金融政策の優先事項」とするなか、5月雇用統計は大幅に改善した。しかし、量的緩和(QE)終了の検討は時期尚早との姿勢が6月理事会議事要旨やロウ総裁の講演で示されており、リスク選好的な豪ドル買いは抑制される可能性がある。


南アランド/円 予想レンジ7.70円-8.00円

来週のランド・円は、もみ合いか。6月23日に5月消費者物価指数が発表される。インフレ率は4月実績の前年比+4.4%を上回り、5.0%となる可能性がある。市場予想を上回った場合、将来的な金利引き上げの可能性は高まり、リスク回避的なランド売りは縮小する可能性がある。


主な経済指標・イベント

6月21日(月)
豪 小売売上高
6月22日(火)
米 中古住宅販売件数
6月23日(水)
独 製造業購買担当者指数(PMI)
独 サービス業購買担当者指数(PMI)
欧 製造業購買担当者指数(PMI)
欧 サービス業購買担当者指数(PMI)
欧 購買担当者総合指数(PMI)
英 製造業購買担当者指数(PMI)
英 サービス業購買担当者指数(PMI)
加 小売売上高
米 経常収支
米 製造業購買部担当者指数(PMI)
米 サービス業購買部担当者指数(PMI)
米 新築住宅販売件数
6月24日(木)
独 IFO企業景況感指数
英 英中銀(BOE)政策金利
米 耐久財受注
米 新規失業保険申請件数
米 国内総生産(GDP)確定値
6月25日(金)
NZ 貿易収支
米 個人所得
米 個人消費支出
米 個人消費支出(PCE)価格コア指数

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