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住宅ローン申込時の必要書類を知っておこう

住宅ローンの申込・契約時は、さまざまな必要書類の提出が必要です。なかには、普段の生活ではあまり見ないような書類もあります。本記事では、住宅ローン申込・契約時に提出する必要書類についてご紹介します。

住宅ローンの申し込みをする際、あわてないように今からチェックしておきましょう。


目次

  1. 住宅ローンの申し込みの流れ
  2. 住宅ローン申込時の必要書類
  3. 住宅ローン契約時の必要書類

住宅ローンの申し込みの流れ

まずは、住宅ローンの申し込みの流れをご紹介します。一般的な住宅ローンは、まず仮審査を申し込み、仮審査の承認後に本審査となります。申込方法は、Web申込ができるところが増えているため、その場合はわざわざ金融機関の窓口に行く必要がありません。

ただし、希望すれば郵送や窓口での申し込みを選べる金融機関もあります。金融機関によって若干の違いがありますが、ここでは住信SBIネット銀行「住宅ローン〈ネット専用〉」の例をもとに確認していきましょう。

  1. 仮審査申し込み
    ホームページ上からWebで申し込みをします。この時点では書類の準備は不要です。

    Web申込は「時間を気にせず申し込みたい」「早めに正式審査に進みたい」という場合に最適の申込方法です。

  2. 仮審査と結果通知
    申込内容に不備がない場合は、仮審査に入ります。住信SBIネット銀行の場合、仮審査結果の通知は仮審査申込当日から3営業日以内となっています。

    Web申込をした方は、登録したメールアドレスに審査結果が届きますので、忘れずに確認しましょう。

  3. 正式審査申込と審査
    住信SBIネット銀行では、仮審査結果のお知らせから2営業日後に正式審査申込書類が発送されます。必要事項の記入と捺印のうえ、必要書類を同封して返送してください。

    仮審査の審査結果の有効期限は、審査結果メールの送付日から90日間のため、すみやかに正式審査の申し込みを行いましょう。団体信用生命保険の申し込みも、この時点で行います。

  4. 正式審査結果の通知
    正式審査の結果通知は、書類到着後1週間~10日を目安に届きます。結果通知後、2営業日後には貸出条件確認の書面が送付されますので、必ず確認しましょう。確認の期限は、契約方法によって異なります。
    • Web契約:借入希望日の5営業日前 の13時まで
      契約手続きも上記期限までに行います。
    • 郵送(書面)での契約:借入希望日の12営業日前の17時まで
  5. 契約手続き
    貸出条件を確認したら、契約手続きです。住信SBIネット銀行では「Web契約」「郵送(書面)での契約」のいずれかの方法で契約を行います。

    Web契約の場合は、契約内容の最終確認後そのまま契約手続きが完了します。

  6. 登記関連手続き
    担当司法書士と登記関連手続きについて面談日を決めて、打ち合わせを行います。
  7. 借り入れ
    登記書類の確認が取れた後、契約が締結されます。また、契約者は借入希望日の2営業日前までに自己資金分を住信SBIネット銀行へ入金が必要です。入金が確認できたら、依頼された振込先へ「借入金+入金した自己資金」が振り込みされます。

    なお、仮審査から借り入れまでは1ヵ月半程度かかるため、払い込みの日から逆算して余裕を持って申し込みましょう。


住宅ローン申込時の必要書類とは?

仮審査の時点では、必要書類はいらなかったり、簡易的なものでかまわなかったりしますが、本審査時にはさまざまな必要書類の提出が必要です。こちらも、住信SBIネット銀行の例で住宅ローン申込者が必要な書類をご紹介します。


本人確認書類

住宅ローン申込者の本人確認書類を準備しましょう。使える書類は、以下の通りです。

書類 原本/コピー 注意事項
A.健康保険証 コピー
B.住民票または住民票記載事項証明書 原本
  • 入居予定の人全員のもの
  • 発行1ヵ月以内
  • 世帯全員の続柄の記載が必要
C.在留カードまたは特別永住者証明書
外国籍の方のみ
コピー

住宅ローン申込者と連帯保証人の方は、上記のうちAとBの提出が必要です。永住権のある外国籍の方は、あわせてCも準備しましょう。


所得証明書類

住宅ローンの審査では、きちんと返済ができるかを確認するために、所得証明書類が必要です。所得証明書類で「安定した収入があるか」「収入に見合う借入希望金額か」などが確認されます。

就業状況によって必要書類は異なりますが、会社員・公務員など給与所得のみで源泉徴収で納税している方の場合は、以下のものを準備してください。

書類 原本/コピー 注意事項
源泉徴収票 コピー 直近1年分
住民税決定通知書または収入金額記載の住民課税証明書 原本 直近1年分

昨年もしくは今年転職した方は、以下の書類の提出も必要です。

書類 原本/コピー 注意事項
採用通知書・雇用契約書などの1年間の見込み年収が分かる勤務先発行の証明書 コピー
転職後の給与証明書、ある場合は賞与明細書 コピー
  • 直近6ヵ月分
  • 賞与がない場合、賞与明細書は不要

物件に関する書類

住宅ローン審査では、購入予定の物件に関する書類も確認されます。

物件に関する主な必要書類は、次の通りです。

書類 原本/コピー 注意事項
売買契約書 コピー
  • 新築・中古マンション
  • 建売
  • 中古戸建
重要事項説明書 コピー
  • 新築・中古マンション
  • 建売
  • 注文住宅
  • 中古戸建
工事請負契約書 コピー
  • 注文住宅
  • 中古戸建
建築確認済証または
建築確認通知書
コピー
  • 注文住宅
  • 建売
  • 中古戸建
建築確認申請書 コピー
  • 注文住宅
  • 建売
  • 中古戸建
検査済証 コピー
  • 注文住宅
  • 建売
物件の間取りが分かるもの(平面図や間取り図) コピー
  • 新築・中古マンション

住宅ローンで購入する物件が新築・中古マンションなのか、建売・注文住宅なのかなどで必要書類が異なる点は押さえておきましょう。


その他の書類

その他、審査に必要な書類をご紹介します。

書類 原本/コピー 注意事項
返済予定明細書 コピー
  • カードローン、マイカーローンなど他の借り入れがある方
  • 当初借入日・当初借入金額・現在残高・毎月の引落額・最終返済日を確認できるもの
諸費用明細または資金計画書 コピー
  • 諸費用の借り入れを希望している方

上記は、新規で借り入れを希望する方の例です。そのため、借り換えやリフォーム費用を上乗せして借りたい場合は、必要書類は異なります。


住宅ローン契約時の必要書類

住宅ローン申込時の書類をご紹介しましたが、審査に通過し、契約する際に必要になる書類もあります。


住宅ローンの契約書

以下のような住宅ローンの契約書類は、金融機関が準備します。

  • 住宅ローン契約書(金銭消費貸借契約書)
  • 住宅ローン金利変動リスク等に関する説明書
  • 住宅ローン契約内容確認書

なお、住信SBIネット銀行のようにWeb契約も選択できる場合、Web契約にすれば書面の契約書類は郵送されません。Web上のみで手続きを行います。


司法書士関連の書類

抵当権設定関連の書類は、住宅ローンの契約者ではなく、司法書士や金融機関が準備します。

  • 不動産抵当権設定契約証書
  • 委任状

Web契約の場合も書面で準備されますので、署名や捺印が必要です。


住宅ローン契約者が準備する書類

公的証明書類は、住宅ローン契約者が準備する書類です。印鑑証明書など、お住いの市区町村役場・役所での取得な必要な書類は、申し込みを決めた時点でまとめて早めに準備することをおすすめします。

書類 注意事項
住宅ローン申込者の印鑑証明書
  • 借入日より3ヵ月以内に発行されたもの
連帯保証人の印鑑証明書
  • 連帯保証人がいる場合に必要
  • 借入日より3ヵ月以内に発行されたもの
担保提供者の印鑑証明書
  • 担保提供者がいる場合に必要
  • 借入日より3ヵ月以内に発行されたもの

まとめ

住宅ローンの申込時には、特に必要書類がない場合も多い傾向です。しかし、本審査や契約時には、さまざまな種類の書類の提出を求められます。健康保険証など自分で準備できる書類だけではなく、印鑑証明書や住民票のように自治体で取り寄せないといけないものもあるため、注意しましょう。

また、公的証明書類は「発行日から3ヵ月以内のもの」など、期限が決まっているケースが多いため、有効期限の確認は大切です。加えて、他で借り入れがあったり、転職したばかりであったりする場合など、申込者の状況に応じて必要になる書類もあります。

必要書類がそろっていないと、住宅ローン審査を進めることができず、融資実行が予定よりも遅れてしまう可能性があるため、正式申し込みを決めたら早めに用意しましょう。住宅ローンの申し込みや契約をする際には、必要書類をしっかりと確認し、不備がないように準備することが重要です。

◆氏名
田尻宏子(たじり・ひろこ)

◆保有資格
2級FP技能士
証券外務員第一種

◆プロフィール
複数の金融機関での勤務経験や証券外務員第一種、ファイナンシャル・プランニング技能士2級の資格を活かし、金融関連専門のライターとして活動中。生損保・不動産・ローンの情報を中心に「誰でも分かりやすい記事をお届けする」をモットーに執筆。

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