住信SBIネット銀行10th Anniversary
ヘルプQ&Aお問合せ 法人サービス

 

2017/10/22 13:32:34

[ ここから本文です ]

FPコラム(マネーの達人に聞く、マル得情報) - ミックスローン(住宅ローン)

FPコラム『ミックスローン(住宅ローン)についてわかりやすく解説!』

ミックスローンを上手に使うことで、ご家庭の家計の余裕度にあわせて、金利上昇リスクを軽減したプランニングが可能となります。

杉田 ゆみかさん(ファイナンシャル・プランナー(CFP®)、住宅ローンアドバイザー、Finance in MBA)

掲載日:2012年06月

杉田 ゆみかさん

効果的なミックスローン活用法(2)

安全志向。でも、当面の返済額を抑えたい場合には‥

家計の余裕度は時期により変化するものです。そして、「妻が育休中で収入が減っている」「子供が大学在学中で教育費の負担が重い」等、家計に余裕がない時期と住宅購入時期が重なることもあります。そうしたライフステージにある場合、安全志向で全期間固定金利タイプにしたくても、ライフプランの観点からは、当面の返済額をなるべく抑えたいとのニーズが生じることもあります。

このような時には、全期間固定金利タイプに、固定金利期間選択タイプを組合せたミックスローンにすることで、当面の返済額を抑え、かつ、一定期間返済額が上がらないプランニングが可能となります。

ただし、このような使い方をする際には「今は家計に余裕がないが、将来は余裕が出る(=将来返済額が増えても大丈夫)」ことが前提です。「今も将来も家計に余裕がない(=将来も返済額が増えると困る)」場合には、全期間固定金利タイプでプランニングするのが安心です。

【ケーススタディ】中高生のお子さんを持つ伊藤さん一家の場合

伊藤さん43歳は、44歳の奥さまと、17歳(高校3年生)、15歳(中学3年生)のお子さまとの4人暮らし。伊藤さんの年収は750万円。比較的安定した収入を得られる職業についていますが、お子さまの大学・高校受験を控え、教育費の負担が重くなってきたと感じるこの頃です。3,000万円の住宅ローンを組むにあたり、安心感のある全期間固定金利タイプが良いと考えていましたが、安全性を重視しながらも、二人の子供が独立するまでの間、返済額をなるべく抑え、かつ、返済額がアップしないようなプランはないものか検討中です。

<伊藤さんが考えたミックスプランは‥>

  • ○全期間固定金利タイプに固定金利期間選択タイプを組み合わせたプラン。
金利タイプ
借入額
返済期間
当初金利
当初毎月返済額
全期間固定金利
1,000万円
35年
年2.300%
34,686円
変動金利
2,000万円
35年
年1.48%
61,041円
95,727円
  • ※元利均等返済、ボーナス時払いなし

<伊藤さんのミックスローンへのアドバイス>

○下のお子さまが大学を卒業するまで住宅ローンの毎月返済額が増加せず、かつ、全期間固定金利タイプのみの場合よりも毎月返済額が少ないプランになっています。お子様が大学を卒業されて家計に余裕が出たら積極的に繰上返済を行いましょう。例えば、10年後から2年毎に約120万円ずつ繰り上げ返済することができれば、固定金利期間選択タイプの借入を65歳前に完済することもできそうです(基準金利が上昇しない場合)。

  • ※上記は、ミックスローンの活用方法をご理解頂くための例示です。伊藤さん一家と同じようなプロフィールであっても、このプランが適するとは限りませんのでご注意ください。

ミックスローンを利用した場合の費用

ミックスローンの場合、諸費用はどうなる?

では、実際にミックスローンで契約する場合、諸費用はどうなるのでしょうか。 ミックスローンの場合、申込書やその他の書類はミックスローンを利用しない場合と同じで済む場合もありますが、契約自体は複数となる(金利タイプごとに契約書を作成する)のが一般的です。そのため、印紙税が契約書毎に必要となります。また、司法書士報酬などの抵当権設定に係る費用が、1契約の場合に比べて多くかかる場合もあります。

なお、住宅ローンの契約時には、融資手数料や、抵当権設定にあたり登録免許税等もかかりますが、融資手数料については、「借入額に対して○%」などの定率制の場合には、合計の借入額が同じであれば、1契約でも複数契約でも費用は変わりません※。同様に、登録免許税も借入額に税率を乗じて課税されますので、借入額が同じであれば税額は変わりません※。

  • ※借入額によっては、端数単位での金額が異なる場合があります。

<1契約の場合と2契約の場合の印紙税額の例〜借入合計3,000万円の場合〜>

1契約
2契約
 

2万円

<ケース1>
1,500万円ずつのミックスローンの場合

各2万円×2契約=4万円

1契約時に比べて

2万円アップ

<ケース2>
2,000万円(契約1)と1,000万円(契約2)のミックスローンの場合

1万円(契約1)+2万円(契約2)=3万円

1契約時に比べて

1万円アップ

  • ※上記は、契約毎に1通の契約書を作成する場合です。契約毎に2通の契約書を作成する場合には、上記金額が2倍になります

終わりに

以上見てきたように、ミックスローンを上手に使うことで、ご家庭の家計の余裕度にあわせて、金利上昇リスクを軽減したプランニングが可能となります。しかし、変動タイプの金利プランを組入れている限り、金利上昇リスクはなくならない点には注意が必要です。そのため、なんとなくミックスローンを選ぶのではなく、金利上昇時の返済額について具体的な数字で確認し、家計と照らして安心できるプランになっているかをよく検討することが大切です。

杉田 ゆみか(すぎた ゆみか)さん

ファイナンシャル・プランナー(CFP®)、住宅ローンアドバイザー、Finance in MBA。
1998年中央大学法学部法律学科卒業、2004年中央大学大学院国際会計研究科修了。大手生命保険会社、ライフプラン・資産運用システムの開発会社を経て2003年に独立。公的相談センターでの相談員や大学における講師、Webや雑誌での執筆・監修等多数の実績を持つ。「家計診断・将来収支分析」「住宅購入プランニング」「生命保険の見直し」が強み。現在2児の母。出産後は育児世代に役立つマネー情報の発信を積極的に行っている。

  • 【おもな活動のご紹介】
    「株式投資のための決算書の読み方 Q&A」(エクスメディア、共著)
    「ファイナンシャル・モデリング(翻訳本)」(清文社、共訳)
杉田 ゆみかさん
関連リンク

現在の位置: ホーム 商品サービス一覧 FPコラム ミックスローン(住宅ローン)

金融機関コード(銀行コード):0038

ログイン

キーボード
おすすめ情報
<不正取引を未然に防ぐ>スマート認証

PR情報